「「作者がある意図を持ってある表現を選び、それが作者の狙い通りに読者に伝わる」を書き手としても読者として痛感した経験がないと、どうして表現に工夫を凝らすのか、そこがわからないと言う人もいると思います。」

「自分がなりたいような才能はなかなか自分に備わっていることは稀で、なぜかというと憧れは「自分にないもの」を見たときに発生する感情だからだと思います。それを実現するには自分を強烈に変え続けていくか、あるいは別ルートで自分にもとから備わった才覚を活かしていくか……ということになる。」

「夏頃からガーデニングにはまりつつあるんだけれど植物を育ててみるとよく悪役の偉い人のセリフとして使われる「悪い芽は早めに摘んでおくに限る」「娘に悪い虫がついては困るからな」「雑草が…!」「殺菌だ!」などの意味が心から理解できるのであのなんか偉い悪いおじさん達はお花育ててるんだと思う」

「なんで日本のRPGのラスボスは厨二見たいな理由で「世界を無にー」「こんな糞世界は滅びるべきー」「私は神になるのだー」とか系統ばっかりなんだ。
「ちょうど豊かそうで軍事力が少なそうだから植民地にいいと思って侵略します」みたいな現実肌のラスボスはいないのか。」

もう少しある分は後日へ。

年始にエヴァの記憶をたどったので、ついでにどうやって『月姫』と接していったかという記憶も掘り起こしてみる。記録を検索すると……おそらく2000年の冬コミに初頒布されたようで、当時サークルとしては無名に近かったのでは。それから数ヶ月の間にネットその他の口コミで恐ろしく評判となり、翌年3月までに秋葉原の同人ショップ(とらのあなか、メッセサンオーか、おそらくどちらか)で購入したと思われる。この頃は、まだ山積みになって入手も難しくなかった気がする。で、おそらく同月に修正差分が公開され、フリーズのバグが無くなった……という辺りまで記録をたどれた。エヴァの放送当時の状況が厳密にたどれなくなりつつあるように、いずれ『月姫』登場時も曖昧になっていくのだろう。

「昔レストランのバイトでフォンドヴォーを仕込んだ時に、牛骨を焼いて丸一日以上煮込んだりと手間暇かけて出来上がったスープを味見してみろと言われ、一口飲んだら驚くほど味がしない。愕然としてるとこに、先輩が塩を一摘み振ると味が一気に溢れてきて、「なるほど塩で戦争するわ」と納得した思い出。」