某所より。
「新卒の頃、あらゆる迷惑をかけ先輩たちの仕事を増やした自覚があるんだけど、いつも「いいよ!大丈夫だよ」と笑って引き受けてくれる先輩より、「このミスはスタバのラテでしか許されないよ」と小さい見返りを要求してくる先輩の方が、気が楽でお願いしやすかったんだよね

スタバのラテを献上したら「よし!これでチャラ!」って笑ってくれて、なんとなく罪悪感が和らいだというか。ランチ行くといつもご馳走してくれる先輩だったし、本当にラテが飲みたいわけでもなかったと思う。ただ許されるより、償った気になる方が謝る方も楽なんだよね」
うろ覚えだけど、「ビッグコミックスピリッツ」で連載していたせきやてつじの『バンビーノ!』で、失敗した後に合コンへ誘われた主人公の姿勢が、確か似て非なるエピソードだったような。初期の方だったかな。

「人間は「可能性」というものをポジティブにとらえがちだけれど、たぶん、その大部分は「やっぱりやらなくてよかったこと」「知らないほうがよかったこと」ではないか、と僕は最近思うようになりました。
 そこに想像力をはたらかせることは、生きていくために必要な機能なのでしょう。」