づし系の某所から飛んで、吹奏楽部の楽器と奏者にまつわる見解など。面白そうなので、津原泰水の『ブラバン』を引っ張り出してみる。ブラバンだけど吹奏楽、両者の違いを試みに検索してみると……木管楽器の有無らしい。もっとも、両者を混同してもそれほど問題はない、のかな。閑話休題。主人公の学年の部長はオーボエ、2学年上の副部長もオーボエ。なるほど。フルートは、1学年上に1人、こちらは別として、主人公と同学年で最後の最後に登場するキャラクター(405頁8〜10行目、「彼は見た目ばかりはとても優雅に、まるで生まれてこのかた苦労など味わったことのない貴族の子弟のようにフルートを操るのだ。」)を思うと、これまたなるほど。

明日はモンブラン……と、覚書。ついでに図書館に寄って、メモばかり溜め込んだ本をあれこれ検索してみよう。

「評論書いていると、「Aは最高傑作」(断言しすぎかな)→「Aは最高傑作だと思う」(これでも反論されそう)→「私は、Aは最高傑作だと思う人間だ」(俺の話だから反論しようがあるまい)と弱めていくことはあるんだが、「拙者、○○侍」系のオタク構文も、やっぱりこういう風に生まれたんだろうか。」

ブラバン (新潮文庫)

ブラバン (新潮文庫)