各所にて、そろそろ『ONE 〜輝く季節へ〜』の発売から20年だとか。『COWBOY BEBOP』も20周年という話を見かけて、なるほど、そういうものに触れていた頃かと懐かしむ。なにしろ、ご本尊のゲーム自体は長らく触れていないし、ドラマCDも聞かなくなって、ノベライズは持っていない……となると、思い出すのはおねSSこんぺ中編部門の「この世界は」とか、知恵の泉でアキレウス氏がコメントしていた「切り口の鮮やかさ」(大意)とか「(各キャラENDにたどり着いた時に流れ出す)2音が聞こえた時の、勝った、という手応え」(大意)といった間接的な記憶ばかりに。おそらく、今から再プレイをしたら、テキストとプレイ時間の短さに愕然とするのでは。もっとも、テキストが膨大化したと言われた18禁ゲームをプレイしなくなって久しいので、短いとか長いとか、実感が伴わない。

「父上と何故か自費出版の話になったのだが、「よくおじいさんが引っかかるけど、当人はひとかどの人物のつもりでも世間からしたらただのおっさんで、そんな人の自慢話なんて誰も読みたくないから売れない。頑張っても知人に20部が限界で残り80部を抱えて生きるんだ」と言ったらすごい顔をしていた。」