「妖怪口裂け女に「アタシ、キレイ?」と聞かれたら「どっちかというと可愛い系かな」と答えるのが模範解答だとされています」

「結局、オリジナリティの問題はこれで、その本質は、「平均的な作品とは違うことをやること」なのだよな。だから、「本当のオリジナリティ」などというのはどうでもよくて、ポイントは、「自作の比較対象となる平均がどうなっているか?」なのだよな。その平均から乖離したことをやればいい」

「持つ者と持たざる者の軋轢、齟齬をネタにした話をすっきりしたハッピーエンドにするには価値観を広げるしか無いんだよな。」

「これは何度か炎上して身についた個人的な意見ですが、知り合いや友人が、特に心理的にピンチな状況に立たされているのを発見した場合、ぜひお薦めしたいのは「普段どおり接すること」です。少なくともわたくしはそれが一番ありがたかった。ただ淡々と「日常はここにある」と示す存在、ガチで助かる。」

「心を病んで入院した同回生(英文学系)が病室にディケンズを持ち込もうとしたら担当医から「君は文字から離れた方がいい」と止められたけど、「本は開きませんから! 置いておくだけですから!」と訴えて許された話、あまりにも美しく悲しい……」

「「自分の方が優秀なのに、無能なやつらの方が良い扱いを受けていて、自分は扱いが悪い」という認知は、「優越感」と「被害者意識」という麻薬のような感情を二つ同時に満足させられるので、人気が高い」

「贖罪の速度に個人差があって、例えば十年かけて悔いるべき罪を二十年かけて消化する人もいるし二分で終わる人もおるんですよ」

「旦那が「女性受けする作品の男キャラ、やってることは嫉妬だの過去の因縁だの実質少女漫画の女子」と言うので「男向け作品だって女の子が戦車乗ったりキャンプしたり実質男子だろ」と返したらめちゃくちゃ納得されたし言った私も納得した。女には中身が女子の男キャラ、男にはその逆がウケるんだろう。」

「『アンナ・カレーニナ』や『罪と罰』も発表時点では現代小説だったことを考えると結構趣がある。馬車で移動したり農奴と畑を耕したりする現代小説。でもそのなかで登場人物が「現代文明が人間を堕落させたんですよ!」とか熱弁してたりしてわりと共感できたりする」

「姪っ子10歳と夜に手繋いで歩いてたらぽそっと「どうして私は3650回の夜を過ごしたのにそれでもまだ夜が怖いなって思うの?」って言われてあまりにエモすぎて反応が遅れた」

「玄人を唸らせることに注力しすぎて、大多数を占める素人に「なにこれ?」って思われたら意味ないぞってことですね」

「オタクの「ガンガンいこうぜ!」が通用するのは30代まで。40過ぎたら「命を大事に」しないと、見えないところでガンガン魂を削られて50前後で「死んでしまうとは何事だ(ただし蘇生なし)」になるから本当気をつけような。」

以上。