づし系の某所から飛んで、フェンシングと入場料の話題。スポーツの見せ方によって入場料は変化するのも可能、と。フェンシングと料金だと、ロバート・アスプリンの『銀河おさわがせ中隊』を思い出すので、本棚から引っ張り出してみると……以下、303頁。
「はたして読者諸氏は、フェンシング・トーナメントに臨んだ経験がおありだろうか。実際に選手として、あるいは選手と感情的にか職業的に関わりがあってフェンシングにじかに携わっておられない限り、会場へ行かれたこともないと思う。これは、フェンシングが観賞用のスポーツではないという単純な理由による。試合に慣れていない目には、剣の動きがあまりに速すぎて捕らえられない(フェンシングが"競技者が入場料を払い、観客は無料で観戦できる"という数少ないスポーツであることをここに書き留めておくのも有益なことと考える)。」
シリーズ3巻目から合作となり、急に訳文が変わって、面食らった覚えが。

「過日、舞台の『魔界転生』を観たんですが、松平健演じる柳生宗矩が魔人化した瞬間「あ、こりゃ勝てねえ」ってなったよ。あの説得力は凄いわ(あとやっぱり生であの声聴くと痺れるな)」

銀河おさわがせ中隊 (ハヤカワ文庫SF)

銀河おさわがせ中隊 (ハヤカワ文庫SF)